▼「休日のすごしかた」 ▼曲撃ちと跳弾 ▼オレンジ
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▼休日のすごしかた ゴキゲンな朝 手間暇かけてヘアアイロン 足の冷たさもいつもほどつらくない 珍しく朝ご飯を食べて 新聞を読んだ 時間はたっぷりあるよ どこへいこう？ お気に入りのコートに腕を通したとき気づく 降り出した雨が 窓をたたく音 かわいた２月だけど気分は９月の空 「いつもこうだ」とお決まりの被害妄想 いつだってアンラッキー for 20years! いつか晴れると信じてられる幸せ慣れ過ぎちゃったけど ヤケ気味に部屋を掃除して千円見付けてもう笑ってる Emotional Animalさ アップンダウン 午後にはたまってたビデオをまとめて見ちゃおう |
| ▼曲撃ちと跳弾 いつかお前は俺のことを 善人だといった 悪い奴じゃないかもな としか俺はいえなかった お前の中の俺は 俺でも他の誰かの中の俺でもない だからアイツはいうかもしれない 俺は不意打ちの狙撃手と 投げつける言葉は 機嫌とりでも建前でもない いつでも俺の本心 お前の期待など知らない 時々俺にもあるさ お前の意外なツラをみること だけど意外なのは そう俺にとってだけかもな 交わす言葉の意味さえも お前を10割は射抜けない 賢いお前だけど あの日のジョークは解かってない なぁ お前は言うかい？ 裏切られたと お前の立派な思想に 俺が否定の言葉を撃ったら 信頼の壁に跳ねかえった 痛い言葉が背中に当れば いつも皆いってきたんだ！ 俺は味方じゃなかったのかと！ 投げつける言葉は 誰のサイドに立ちもしないさ！ いつでも俺の本心 納得できなきゃ味方もないさ！ 時々俺にもあるさ こんな言葉に恐怖することが！ 誰も解かってない 誰も正しく思う物の味方だろ！？ |
▼オレンジ あいつはオレンジ色が好きだった だからよくここで夕日を見ていた あいつはでも朱色が嫌いだった だから影の伸びる頃にはもういなかった ずっと一人だったけれど みんなはあいつが嫌いじゃなかった ずっと一人だったけれど あいつはみんなが嫌いじゃなかった あいつはグレープフルーツが好きだった あいつは柑橘類が好きだった いつもあいつは胃を痛がった だからあいつは痩せていた あいつはとてもまじめだった だから煙草などすわなかった あいつはとてもまじめだった だからいつも思い詰めてた ずっとまじめだったのに あいつはいつか煙草をくわえた ずっとまじめだったから あいつは煙草で自分を虐げた あいつは変わった奴だった あいつはまともな奴だった きっとあいつは元気だろう だってあいつは強いから オレンジ色のあいつの夕暮れ 日はまだ出ているあいつの日没 あいつはどうしているだろうか 貧血はもうなおったろうか きっとあいつは元気だろう だってあの時笑っていたから |