【カレーの基本論】
日本におけるカレーは 大きく4つに分類される。
1、インドカレー
2、ヨーロピアンカレー
3、日本流カレー
4、アジアカレー
では、個別に特徴を・・・。
インドカレー
カレーの生まれた国、インドのカレー。
日本食に置き換えれば「煮込み」に相当する。(味噌や醤油で味付けした煮物感覚)
スパイスを多く使用し、その場で混合して使用する。(カレー粉は無い)
だしに相当する物が 基本的には無い。
乳酸系統の味で深みを保たせることが多い。
短時間で出来上がる。
ヨーロピアンカレー
東インド会社からイギリスに渡り、ヨーロッパに広まった物。
スープやソース、シチュー類と考えてカレーを作る。
必ず「肉のだし」フォンや「魚のだし」フュメを使用する。
(同時にブーケガルニなど、ハーブも多用する。)
カレー粉を何社か混合して使用する事が多い。
煮込みに長時間かかる。
日本流カレー
ヨーロッパカレーが明治維新後 日本に伝わり、
源流たるインドカレーと独自の食文化により発展したもの。
御飯に合わせる料理であり、ややスパイスが弱くだしの味を求める傾向にある。
本格的に作る場合、やはり 長時間を要する。
アジアカレー
インドから東南アジア方面に伝わった物。
南国故の食材が目立つ。
味わいはソフトな系統、独自のハーブを使用している部分が多い。
ココナッツミルクで甘みを加える物が多い。
(タイのエビカレー等の系統がこれに当たる)
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