太陽電池ロボだあとの冒険第三章
〜魔女の森の冒険〜



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その禄

「さてさて。何時まで迷っておると日が暮れてしまうぞ。
 だあとや、そこから太陽は見えるかの?/ガ!」

「はいですなの!もう『にくいくらいにぎらぎらしたあいつ』
 なみのそんざいかんですなのおーばー?がっ!」

「『あいつ』って誰か。まぁいい、では暫く太陽の方角を
 向きなさい/ガ!」

「はい!せんせい!!おーばー?がっ!」

「む。暫くじっとしておれ・・・んー・・・・」

「んむむむむむむむ」

「ぬ?変じゃな。座標が定まらん・・・衛星はNASAの
 モノを拝借しておるから精度に問題は・・・・」

「んむぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・」

「やはりおかしい・・・あらゆる『波』が渦に呑まれておる
 ・・・一体何故じゃ?そもそもこの辺りに『森』なんぞ
 あったかのぉ・・・・?」

「むぐぁぁぁぁぁぁぁんんん!!」

「っと!なんじゃ!?何が起こったんじゃだあと!!?/ガ!」

「むぁぁ『あいつ』が、『あいつ』がまぶしすぎてなけてくる
 ですなのおーばー!?がっ!」

「な!?直視しておったのか太陽を!?お前はなんて
 素直な奴なんじゃ!!ていうか『見ろ』とは言ってません/ガ!」

「んむぅ『なみだくんさよなら、さよならなみだくん』
 ですなの!!『またあうひまで、あえるときまで』
 ですなのーーーおーばー!?がっ!」

「あーお前歌2つごっちゃになっとるぞ。暫く目を閉じて
 なさい/ガ!」

「んむぅ・・・はぁ、なみだはとまったですなの。
 が!!こんどはせかいがみどりっぽいですなのおーばー!?がっ!」

「それは太陽の残像じゃ。直に戻るから心配するな/ガ!」

「むむむ!めをとじても『あいつ』のすがたがやきついて
 はなれないですなの!!さすがは『えいえんのらいばる』
 ですなのおーばー?がっ!」

「ほっほ!太陽がライバルとな!?まぁ確かにお前にとって
 太陽はライバル、『強敵』かもしれん。しかし時には
『強敵』と書いて『友』と呼ぶ場合もあるんじゃ。
 そして太陽は我ら人類全てにとっての『母』でも
 あるのじゃぞ/ガ!」

「はかせはかせあのねあのね、この『ざんぞう』って
 めでおっかけるとおなじすぴーどにげていくですなの!!
 だあとおっかけっこしててちょっとめがまわってきたですなの
 おーばー?がっ!」

「あやっぱり聞いてなかったか。期待を裏切らんヤツじゃな。
 ていうかたまには裏切りなさい。それから/ガ!」

「それから?なんですなのおーばー?がっ!」

「ワシの『ガ!』はレシーバのノイズじゃ。お前側の音声は
 逐一モニターされておる。じゃから真似して『がっ!』
 って言わんでよい/ガ!」

 
少し離れた木の上で

「・・・怪しいわ・・・さっきからずっと独り言を
 お喋り放ってるじゃなくって!?しかも
『涙と笑いのハートウォーミング一人芝居』仕立て!!
 そしてあの頭の『角』はやはりあの伝説の・・・」

「おひつじ様はっけーーーーーーーんわよねーーーー!!!」

「ってこの抜き差しならない『ハイデシベル声』はーーーー!!??」

「んむ?でっかい声がふたつですなの。おんなのこちゃんと
 おんなのひとさんふたつ。だれちゃんとだれさんですなの?」


 ―としお―

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