その奈々
「あーーーーーあのコゾッ子はむぐッ!!」
「ししし静かになさいなまったくこの娘ときたらホントに!!
ほらほらほらほら御覧なさいなアナタのドデカホーン・ボイス
のお陰であの謎ボゥイさっきからキョロッキョロキョロッキョロ
してらっしゃるじゃないの!!」
「むー!!むーーむーー!!むっむむむ!?」
「お元気ハツラツなのは良いコトですけど時刻と所在地と
有り様をお考えにならないと駄目ですのよ!?お判るの!?」
「むく!むくぐ!!むくぐ!!むくぐぐぐむぅ!!」
「アラナニ?ジェスチュァ・ゲイムですの?よろしいですわ、
受けて立ちましょう!!ていうか息が苦しいんですのね?
それならばお約束おし。『私、ヨモギちゃんは今後大声を出さない
事を誓いますわよねー!』、ハイ!誓いますの!?」
「むぐ!むぐむぐるるれ」
「あ!お返事の変わりにアタクシの手を舐めるのはおよしなさい!!」
「んむはぁ〜〜〜〜〜・・・はふぁ〜〜〜〜〜・・・」
「あらあらお顔がマッカッカよ。まるで初雪リンゴみたいねふふ」
「はぁ・・・5.6秒程度の冥土滞在を確認わよねぇ・・・」
「その若さで冥界を覗けたなんて幸運ですわよ。
普通は一度っきりしか行けない場所ですからね」
「・・・女王さまってたまーに冷徹わよねー」
「女王たるもの常に緩急織り交ぜた投球を望まれるモノなのですわ。
ヨモギちゃん、アナタも女王になれば判りますコトよ」
「??ヨモギ女王さまなんかなれるワケないわよね。
ヨモギは『天真爛漫総天然色冒険活劇』わよねー!!」
「『活劇』まで来てどうして『わよねー!』でお締めになるの?
アナタまた文法がオカシくってよまったく・・・
ひめゆり様の想いがこの娘に伝わるのは何時になるはむ!」
「『ひめゆり』・・・??ひめゆりはマーマの名前わよね。
女王様マーマのコト知ってるわよねー??」
「む!むむ!!ワタクシはナニも知りません。
証人は『黙して語らず』とお記述なさい!」
「ちぇ!黙秘とは猪口才な!!」
「ていうか女王に向かって猪口才とは何事ですのッ!!??」
「あややや女王さまお声が巨大わよねー。大声出すとコゾッ子に
めっかっちゃうかもしれないわよねーっへっへぇ・・・」
「は!しまってしまったわ!!何時の間にかヨモギ空間に
引き込まれていたなんて!恐ろしい娘ですこと・・・」
「あ。そうだコゾッ子わよね。女王さまあの子見張ってた
わよね?あの子ナニわよねー?」
「先程アナタがおっ喋ってた中に少し気になるトコロが
あったのです。アレですわ。あの『黒い角』をご覧なさい」
「あや?あぁぁぁ角わよね。でもアレ『お帽子』かもしれない
わよねー」
「ンま!!お帽子ですって!?」
「だってアレ普通の子供ッ子わよね。人間ッ子は角なんか
ニョッキしてないわよねー?」
「お待ち!!あああアナタが最初に『角』っつったんだろがよ!!」
「あぁん女王さま言葉のお尻がハスッパわよねー」
「ン、ンンッ!!す、少し取り乱しましたわ。でもアナタも
もう少し落ち着いて物事を見るという行為を実践して下さらないと
困りますわよ!」
「ん〜〜〜なんだか釈然としないけどごめんなさいわよね・・・あ!!」
「んナンですの今度は!!」
「見て見て女王さまコゾッ子のお帽子!!ホラホラ!!」
―けんじ―
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