その鉢
ー木の下ー
「んむぅ・・・?どこからきこえるですなの?なんだか
このもりはふしぎがうずまいているですなのね」
「コリャだあとや、ナニを一人でくっちゃべっとるのか。
ていうかお前さんは何時もそうじゃったな。で誰かそこに居るのか?/ガ!」
「あ、はかせはかせあのね、いまおんなのこちゃんとおんなのひとさん
のこえがきこえたですなの!なんかふたりともてんしょんたかかった
ですなのおーばー?がっ!」
「ヤだから『がっ』はもういいって。どれ、まぁ無駄とは思うが
一応センサーでも使って調べてみなさい。ワシのリモートは
そこでは使えんようじゃから自分でやってみるんじゃ/ガ!」
「『せんさー』?んむぅまたあらたなひみつへいきがでたですなの!
ここはやっぱりひとぼけやらなきゃだめですなのねおーばー?/がっ!」
「のぅだあとや。ボケというモノに前置きは要らん。今からボケるぞ!
という意気込みはかなりの高確率で『ダダすべり』を呼ぶ。
覚えておきなさい/ガ!」
「むむ!『ぼけのみち』はけわしいですなのね!!
こんかいはいさぎよくひいておくですなのおーばー?がっ!」
「ん。よろしい。ではセンサーを作動させなさい。やり方は
簡単じゃ。目を閉じて喋らずに『何処に居るのか』を
心の中で聞いてみるんじゃ/ガ!」
「はいですなの!んむむ・・・めをつむって・・・おくちとじて・・・」
『あのねあのねどこにいるですなの?どこですなの?』
「うむ。頭部センサーハッチ開口、センサー伸張。伸張確認と。
出入力レベル正常値、言うなればオールグリーンじゃな。
しかし何故こちらにはモニター出来んのじゃろうな?う〜む・・・・」
『どこですなのあ!なんかきこえるですなの!!』
[・・・レって角わよねー!!15cm程度の触角を確認わよねー!!]
[やややややややはりあの『角』は伝説の『黒い陽の化身』に
間違いアリマセンわ!!]
『あのねあのねおねぇさんたちどこでおはなししてるですなの?』
[あやや?]
[ぅひぃぃぃぃぃ!!]
―かれん―
←←もどる つづき→→
|